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ホーチミン市人民委員会のチャン・ビン・トゥエン副主席とオランダ・インフラ水源管理省のロアルド・ラペーレ副大臣は20日、オランダのハーグで、水源管理支援に関する覚書(MOU)に調印した。
さらに同日、ホーチミン市建設局もオランダ・インフラ水源管理省の水源・土地・海事政策部との間で、持続的な冠水対策への協力に関するMOUを締結した。優れた治水システムを有するオランダに技術支援やノウハウを共有してもらうことで、ホーチミン市の水源管理を効率化させるのが目的だ。
また、ホーチミン市の水源管理効率化事業の一環として、両国の専門家、技術者、研究者、請負業者などでチームを編成し、冠水防止策についてのプレ事業化調査(プレFS)および事業化調査(FS)の策定で同市を支援していく。
さらに、ホーチミン市共産党委員会のグエン・ティエン・ニャン書記はラペーレ副大臣との会合の席で、地盤沈下や環境汚染対策、デジタル経済、交通開発、市内湿地帯であるカンゾー郡の開発などについても意見を仰ぐとともに支援を求めた。
これを受けたラペーレ副大臣は、ホーチミン市が抱えている諸問題はオランダも過去に直面し、現在は克服したものであると述べ、オランダがこれまでに培ったノウハウを共有することで、同市を支援していく方針を示した。