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東南部地方ビンフオック省で、アフリカ豚コレラ(ASF)の発生が確認された。ASFの感染が確認されたのは、ドンフー郡にある養豚農家1世帯で、豚7頭を飼育していた。
食堂から集めた残飯を餌としてやっていた飼育者は6日、豚が病気にかかっている形跡を発見し、地元当局に通報した。地元当局はASFに感染した豚の殺処分や養豚施設から半径3km圏内の消毒を行うなどして対策に取り組んでいる。
省は、養豚農家がASFに感染した豚を売りさばくことを防ぐため、ドンフー郡、チョンタイン郡、ブーダン郡の3郡に検査所を設置して豚の輸送を厳しく監視し、警戒を高めている。
同省における豚の頭数は約74万頭に達しており、養豚場251か所、小規模な養豚農家1万1000世帯で飼育されている。
なお、同省に隣接する国内最大規模の豚の産地である東南部地方ドンナイ省チャンボム郡とニョンチャック郡にある養豚農家2世帯でもASFの発生が確認された。
ASFは、12日までにベトナム全国29省・市の204郡、2296村で発生し、感染・殺処分された豚は全国で飼育されている豚の約4%にあたる122万0488頭に上っている。
このうち、北中部地方トゥアティエン・フエ省および他の16省・市の36郡、55村ではASFの新たな感染が30日以上確認されていない。ただし、別の12省・市の29村では新たな感染が30日以上なかったものの、その後再び感染が確認された。