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南中部沿岸地方ダナン市人民委員会は19日、市民からの反発を受けて、不動産案件「マリナ・コンプレックス(Marina Complex)」の一時停止を決定した。
この案件は、ソンチャー区ナイヒエンドン街区に立地し、陸地10.7ha、河川1万haの計11.7haの敷地にビラ式住宅やマンション、コンドテル(コンドミニアム+ホテル:コンドミニアムとして購入した物件をホテル運営業者に部屋を貸す形で賃料収入を得ることを目的とした物件)、公園、ヨット発着場などを建設することになっている。
しかし、同案件では市内を流れるハン川の一部を埋め立てなければならず、これにより川の流れに影響を及ぼして、河川の侵食を引き起こすとの懸念があり、専門家や市民から猛反発を受けている。
同市人民委員会は、計画投資局、建設局、資源環境局、ソンチャー区人民委員会に対して、同案件の安全性について法的根拠を確認すると共に、政府関連機関や専門家に意見聴取した上で、5月3日までにその結果を報告するよう指導した。