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ハノイ医科大学予防医学・公共医療研究所のチャン・スアン・バック准教授はこのほど、米国メリーランド州ボルチモアにあるジョンズ・ホプキンス大学の教授(兼任)に任命された。同氏は1984年生まれの35歳で、同大学で最も若い教授の一人となる。
同氏は2011年にカナダのアルバータ大学で博士号を取得。2017年には同大学のスタートアップ賞を受賞している。また、2018年にはドイツ国立科学アカデミー・レオポルディーナ傘下のグローバルヤングアカデミーの理事会役員に選ばれるなど、医療分野で国際的に活躍する経験豊富な研究者だ。主な研究分野は、医療技術の費用対効果評価など。
ジョンズ・ホプキンス大学は1876年に設立された私立大学で、世界屈指の医学部を持つ米国における最難関大学の一つ。世界初の研究大学院大学であり、世界最古の公衆衛生大学院を有している。英国のタイムズ・ハイアー・エドゥケーション誌が発表した2019年のTHE世界大学ランキングでは12位にランクインしている。
バック氏は現在、ベトナムで最も若い准教授の一人としても知られている。同氏はこれまでに国内外の数々の賞に輝いており、ジョンズ・ホプキンス大学傘下の国際エイズ研究センターから表彰されたり、「2016年度のベトナムの顔」にも選出されたことがある。