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在ベトナム韓国大使館は、ベトナム人による韓国の入国査証(ビザ)申請の需要に対応するため、5月初旬にもホーチミン市にビザセンターを開設することを明らかにした。
同センターはホーチミン市1区メーリン広場5番地(5 Cong truong Me Linh, Dist.1, Ho Chi Minh City)に位置し、カウンター15か所を設ける。5月2日に稼働を開始する予定。
同センターの開設により、在ホーチミン韓国総領事館では人命にかかわるなどの緊急時の特別ビザ申請のみを取り扱う。
ホーチミン市のビザセンターに続いて、5月中旬にはハノイ市にもビザセンターを開設する計画だ。両都市にビザセンターを開設することで、大使館と総領事館の混雑緩和が期待される。
韓国は昨年12月、◇ハノイ市、◇南中部沿岸地方ダナン市、◇ホーチミン市のベトナム3都市に戸籍または長期滞在証明書を持つ市民に有効期間5年のマルチビザの発給を開始した。
このビザ緩和政策では、財務能力を証明する書類の提出が求められないほか、1回につき30日間まで韓国国内に滞在し、ベトナムに戻った直後でも再び30日間まで韓国に滞在することができる。
この政策により、韓国旅行を希望するベトナム人の数も急増しており、ビザを申請する人々が早朝から列を成して詰めかけるなど、ハノイ市の在ベトナム韓国大使館とホーチミン市の在ホーチミン韓国総領事館は処理能力を超えている。
なお、2018年に韓国がベトナム人に対して発行したビザの件数は18万件で、2019年は少なくとも30万件に達すると予想されている。