(C)Tuoi tre,H.D. |
ベトナム弁護士協会と韓国のソウル弁護士協会は17日、ベトナム戦争でベトナムが受けた被害の調査を行い、それに基づいて戦争被害者に対する正当な賠償を実施するよう韓国政府に要求する共同声明を発表した。
声明によると、1964年から1973年にかけて約30万人の韓国兵がベトナム戦争に派兵された。2000年以降に韓国の一部の組織や個人が、ベトナム戦争に関する資料の公開を韓国政府に要求するといった活動を行っているが、韓国政府はいまだベトナム戦争によるベトナムの被害について明らかにせず、被害者の賠償の要求にも応えていない。
こうした中、韓国大統領直属機関の政策企画委員会行動部会は最近、ベトナム戦争中にベトナム人が受けた被害について調査する独立組織の設置が必要との報告書を大統領に提出した。
ベトナム人の被害を明らかにすることは、人権の価値と世界平和の基盤であるだけではなく、ベトナムと韓国の両国関係を強固にし、歴史の真実に基づく良好な未来を創ることでもある。また、こうした努力は兵士の犠牲や苦しみを正当に評価し直すことにつながるとしている。