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ホーチミン市4区にある高級マンション「ギャラクシー9 (Galaxy 9)」のエレベーター内で4月1日に、同マンションに住む女児(7歳)が南中部沿岸地方ダナン市人民検察院の元副院長だった男に無理やりキスされた事件について、同マンションの住民らが起訴を求めて請願書を提出した。マンション管理委員会が17日に明らかにした。
この事件は、ダナン市人民検察院のグエン・フウ・リン元副院長(61歳、同市ハイチャウ区在住)が、ホーチミン市内のマンションにある娘宅を訪れた際、偶然エレベーターに乗り合わせた女児に抱きついたり、無理やりキスを迫ったりするなどのわいせつ行為を働いたというもの。
同事件の発生後、女児の保護者は「これ以上の騒ぎを避けたい」として、リン元副院長との話し合いによる解決を望んでいたが、同マンション管理委員会は「非常に深刻な犯罪行為」として、ホーチミン市4区警察に届け出た。
マンション管理委員会は住民の会合で同事件について報告した上で、住民から署名を集め、最高人民検察院、ホーチミン市人民委員会、同市人民検察院、4区人民検察院など複数の機関に起訴を求める請願書を提出した。
住民らは、リン元副院長の行為は刑事法第146条で規定する「16歳未満の者に対するわいせつ行為」にあたるとして、刑事事件として立件するよう要請している。
最高人民検察院はこれに先立ち、ホーチミン市人民検察院に対して女児の権利を保護するよう指導した。なお、4区警察は地元メディアの取材に対して「事件はまだ捜査中の段階で、捜査が終わり次第、結果を報告する」と回答している。