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ホーチミン市を流れるニエウロック・ティゲー運河で17日頃から、同運河に生息する魚の大量死が発生しており、大量の魚の死骸が水面に浮かんで悪臭を放っている。同運河では、例年同様の現象が起きている。
死んだ魚のほとんどがティラピアやコイなど。当局は現在、魚の死骸の回収と処分を急いでいるが、運河には、まだ辛うじて生きている魚を持って帰る市民の姿も多く見られるという。
魚の大量死は、雨季による急な大雨で下水道や住宅地から大量の廃水が運河に流れ込んだことが原因と見られている。同市はちょうど雨季に差し掛かった時期で、この数日は猛暑の中で数回にわたり大雨が降った。
ニエウロック・ティゲー運河は、タンビン区~フーニュアン区~3区~ビンタイン区~1区を流れる全長8.7kmの運河。かつては汚染がひどく「悪臭の漂う運河」と呼ばれていたが、浚渫や水質改善、両岸の植樹などの改修プロジェクトが2011年に完了して、今では魚が生息できるようになっている。