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韓国の入国査証(ビザ)を申請しようと、数千人ものベトナム人がハノイ市にある在ベトナム韓国大使館に殺到している。9日には多くの人々が午前2時から行列を作って順番を待つ光景が見られた。
在ベトナム韓国大使館が1日あたりに配布するビザ申請書類は通常で300部程度だが、9日に同大使館を訪れたベトナム人のビザ申請希望者はなんとその10倍にあたる3000人にも達した。
同国は昨年12月3日、◇ホーチミン市、◇ハノイ市、◇南中部沿岸地方ダナン市のベトナム3大都市に戸籍または長期滞在証明書を持つ市民に有効期間5年のマルチビザの発給を開始した。
このビザ緩和政策では、財務能力を証明する書類の提出が求められないほか、1回につき30日間まで韓国国内に滞在し、ベトナムに戻った直後でも再び30日間まで韓国に滞在することができるようになっている。
今回ベトナム人が在ベトナム韓国大使館に殺到した背景には、「韓国がビザ緩和政策を間もなく終了する」という噂が流れていることがある。これについて在ベトナム韓国大使館の責任者は、「事実無根のデマ」と真っ向から否定した。
近年、韓国旅行を希望するベトナム人の数が急増している。需要に対応するため、在ベトナム韓国大使館は来る25日、ハノイ市カウザイ区カウザイ通り302番地(302 Cau Giay St., Cau Giay Dist., Ha Noi)にある不動産コンプレックス「ディスカバリー(Discovery)」にビザセンターを開業する。また、ホーチミン市にも近くビザセンターを設置する計画だ。