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紅河デルタ地方ビンフック省のラップタック郡、タムダオ郡、ビンスエン郡およびフックイエン市に伝わる少数民族サンジウ(San Diu)族の民謡「ハットソンコー(Hat Soong Co)」が、このほど国家無形文化遺産に認定された。
ハットソンコーは、ビンフック省の民俗文化として数百年にもわたり伝えられてきた民謡で、日々の生活に関連したテーマを男性と女性の掛け合いで抒情的に歌う。歌詞とメロディは柔らかく、歌い手の心情や感情が表現される。
サンジウ族の人々は、ハットソンコーを主に収穫のときに歌うが、台所の火のもとで歌えば台所の神様が家庭に幸運をもたらし豊作になるとの概念から、火のもとに集まって歌ったりもする。
サンジウ族の伝統文化の価値と特徴あるアイデンティティを保護していくため、各レベルおよび各分野の機関とサンジウ族のコミュニティは祭りや衣装、言語、文字、飲食物、ハットソンコーにおいて様々な策を講じている。
なお、現在ベトナムにはソンコーを含めて280以上の無形文化遺産がある。