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北中部地方トゥアティエン・フエ省獣医局は18日、同省でアフリカ豚コレラ(ASF)の感染が確認されたと発表した。ASFは2月中旬にベトナム国内で最初の感染が確認されて以降、北中部以北で流行しており、今回、トゥアティエン・フエ省でも確認されたことで、19省・市に感染が拡大したことになる。
今回感染が確認されたのは、トゥアティエン・フエ省フォンディエン郡フォンソン村在住のT・H・Uさんが営む養豚場。母豚3頭が16日までに病気で死亡したため、地元当局が死亡した豚を処分し、サンプルを持ち帰って検査したところASFウイルスが確認された。当局は、更なる感染拡大を防ぐべく、残った豚2頭を殺処分し、施設周辺の消毒を行った。
同省当局は、ASF感染拡大を受けて、家畜の運送・売買・屠殺に至るまで厳しく管理してきたが、感染を未然に防ぐことは出来なかった。当局代表者は、国道から離れたところに位置する養豚場で感染が確認されたことについて、Uさんの家族が観光客相手の食堂 兼 店舗を営んでいることから、旅行者が豚コレラの病原体であるウイルスを運んできた可能性があるとみている。