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東南部地方バリア・ブンタウ省人民委員会は、同省コンダオ島のごみ処理案を承認した。総費用は355億VND(約1億7300万円)の予定で、省の予算から拠出される。
それによると、コンダオ島の未処理ごみを本土に移送し、バリア・ブンタウ省フーミー町トックティエン村にあるごみ収集処理施設で処理する。
現在はコンダオ島で出る生活ごみのすべてがニャットビーチ(Bai Nhat)の近くにある面積3800m2のごみ処理施設に集められているが、稼働から20年以上が経過し、同施設に過負荷がかかり、未処理のごみが山積みになっている。同施設でごみの貯留が可能な面積はわずか300m2しか残っていない状況だ。
同島では毎日約15tのごみが発生しているが、焼却炉が1基しか設置されていないため、1日の処理量は5tに留まっている。
同島では観光の活性化に加え、海洋からも廃棄物が流入していることから、ごみの量は増加の一途を辿っている。2018年3月末時点における同島の未処理ごみの量は約7万tに上った。