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2月27日・28日に第2回米朝首脳会談が開かれるハノイ市では、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長のそっくりさんとして有名なハワードX氏と米国のドナルド・トランプ大統領のそっくりさんであるラッセル・ホワイト氏が本物よりも一足早く訪越した。二人は市内の高級ホテルで笑顔で会談した後、市内の観光名所を巡った。
ハワード氏は、昨年6月にシンガポールで行われた第1回米朝首脳会談のときも現地に出没。今回は、ホワイト氏や報道陣と事前に示し合わせたうえで14時ごろハノイ市内のホテルに出没して、第2回米朝そっくりさん首脳会談を開催し、集まった大勢の報道陣の前でパフォーマンスを行った。騒ぎを見た人が「トランプだ!」と叫ぶと、瞬く間に人だかりができ、中には本物と誤解した人たちもいたようだ。
ハワード氏は、オーストラリア国籍で香港在住のコメディアン。同氏は、一通り報道陣の取材に応じた後、本物の米朝首脳会談が終了するまでベトナムに滞在する予定だと語った。因みに、ハワード氏が金委員長に変身するのに必要な所要時間は3時間。一方、ホワイト氏がトランプ大統領に変身するのは、僅か20分で完了するとのこと。
二人のそっくりさんはその後、個人的に雇った黒服SPの警護を受けながら、オペラハウスやホー・チ・ミン廟、ホアンキエム湖などハノイ市内の名所を巡った。
ホワイト氏は、ベトナムについて、「第1回会談が行われたシンガポールに負けない、素晴らしい国民と景観を持つ国だ。ベトナム入国の際も何のトラブルにも見舞われなかった」と語り、ハワード氏は、「今回の米朝首脳会談の後、朝鮮半島の平和に安定が訪れるよう期待している」と話した。
なお、今回トランプ大統領役を演じたのは、昨年シンガポールに出没したそっくりさんとは別人とのこと。前回は、シカゴで活動するミュージシャンのデニス・アラン氏がトランプ大統領に扮していた。