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台湾当局は、ベトナムからの旅客が豚肉や豚肉入り製品を同国へ持ち込んだ場合、持ち込んだ本人に対して高額の罰金を科すことを明らかにした。同措置は20日から適用されている。
それによると、1回目の違反に対して20万台湾元(約72万円)の罰金を科す。再発の場合の罰金は、その5倍にあたる100万台湾元(約360万円)にも達する。
台湾が豚肉や豚肉入りの製品を持ち込んだベトナムからの旅客に対する罰金を引き上げた背景には、ベトナムでアフリカ豚コレラ(ASF)の流行が確認されたことがある。ASFの感染が確認されているのは紅河デルタ地方のフンイエン省とタイビン省の2省だ。
台湾当局はこれに先立つ15日、ベトナムのホーチミン市から台湾の台南国際空港に到着した台湾人旅客が持ち込んだ豚肉入りのサンドイッチからASFのウイルスを検出したことを明らかにした。これにより、この台湾人旅客は3万台湾元(約10万8000円)の罰金を科された。