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ベトナム高速道路開発投資総公社(VEC)傘下のベトナム高速道路技術サービス社(VEC E)は11日、VECの規定に違反したとして乗用車2台に対し、同社の管理する高速道路4本への乗り入れを永久に禁止すると発表した。
主な違反内容は、◇料金の不納、◇備品の破壊、◇スタッフに対する侮辱など。現行規定では、高速道路で激しい渋滞が発生した場合、料金徴収所の担当者が徴収を一時停止することになっているが、その日は担当者がそのまま徴収を続けたため、ホーチミンナンバーの乗用車2台の運転手と同乗者が猛反発し、担当者を殴るなどの暴行を働いたという。
しかし、交通運輸省傘下道路総局は12日、今回のVEC Eが下した処分について、「権限外の違法なもの」として、VECに対し内容を是正するよう指示。VECは指示に従い、規定を見直すと発表した。同社によると、これまでに約1000台の車両に対して高速道路への乗り入れを禁止しているという。乗り入れ禁止期間は、違反内容によるが、軽いもので5日間。“再犯”の場合は15日間となっている。
なお、VECは現在、◇ホーチミン~ロンタイン~ザウザイ間高速道路、◇カウゼー~ニンビン間高速道路、◇ノイバイ~ラオカイ間高速道路、◇ダナン~クアンガイ間高速道路の計4本の高速道路を管理している。