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テト(旧正月)期間中に、南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市にあるレストランで多くの外国人観光客がぼったくり被害に遭ったことが分かった。
ぼったくりが発覚したのは、ビント街区ファムバンドン(Pham Van Dong)通りにある「タップバーランチャイ(Thap Ba Lang Chai)」とロックト街区チャンフー(Tran Phu)通りにある「フンファット(Hung Phat)」のレストラン2か所。
タップバーランチャイで中国人観光客らが食事を取ったところ、会計が計1646万VND(約7万9000円)にも達した。単価はおかゆが1杯40万VND(約1920円)、苦瓜炒めが25万VND(約1200円)など、極めて高額だった。
レストランのオーナーは、「レシートには表示されていないが、おかゆにはザリガニが、苦瓜炒めには牛肉がそれぞれ入った大盛りのものだった」としてぼったくりを否定した。
証拠物件となる問題の料理が残っていないため、カインホア省当局は価格表示に関する規定に触れたとして、オーナーに対して75万VND(約3600円)の罰金を科した。
また、フンファットではマレーシア人観光客らにトマト卵炒めを50万VND(約2400円)、茹でたオクラを30万VND(約1440円)、白いご飯を20万VND(約960円)で提供していたことが分かった。しかし、オーナーは姿を消して当局の検査に応じていないため、処分できないままとなっている。