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ハノイ市ソックソン郡にあるナムソンごみ処理場へ至る道がここ数日間にわたり塞がれており、歩道も含めて市内の至るところにゴミが溢れている。このごみ処理場の激しい悪臭に我慢できなくなった同郡の住民が道を封鎖して抗議しているためだ。
同郡バクソン村、ナムソン村、ホンキー村の3村の村民は10日から道路に集まり小屋を立ててパトロールを行い、ごみを載せたトラックのごみ処理場への進入を阻害している。
ナムソンごみ処理場は1日当たり約4000tのゴミを処理している、同市最大規模のごみ処理場。同市のごみ処理を担当するハノイ都市環境社(ウレンコ=Urenco)は、ほかのごみ処理場にごみを移送する形で対応しているが、対応し切れない状況だ。
住民らは、「当局が数年前から住民の移転を約束しているにもかかわらず、土地収用に伴う補償金をなかなか支払わない」として当局の対応を強く非難している。
同市人民委員会のグエン・テー・フン副主席は13日、現場に足を運び、同3村の住民との対話に臨んだ。対話の末、市は4-6月期中に補償金を支払うことを約束した。