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国防省傘下ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)、モビフォン(MobiFone)、ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)傘下ビナフォン(Vinaphone)の通信事業者3社は、16日からキャリア間におけるモバイルナンバーポータビリティ(MNP)サービスを開始した。
MNPサービスの導入により、各通信事業者の利用者は他社へ乗り換える際にこれまで使用していた携帯電話番号をそのまま利用できるようになる。
大手3社の乗り換えにかかるサービス料金は6万VND(約290円)で、まずはポストペイド(後払い)契約に対して同サービスを適用し、2019年1月1日以降にプリペイド(前払い)契約にも適用する。
MNPサービスの導入を背景に、大手3社と比べてSIMカードの価格が安く、2019年1月1日から同サービスを導入するハノイテレコム(Hanoi Telecom)傘下ベトナモバイル(Vietnamobile)の「良番」とされる携帯電話番号のSIMカードを転売目的で買い集める動きがあるという。
ただし、契約全体のごく一部にあたるポストペイド契約から同サービスを適用するため、現時点でSIMカードの転売により利益が得られるかどうかは不明だ。
なお、ジーテルモバイル(GTel Mobile)は現時点で同サービスを提供する計画を明らかにしていない。