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メコンデルタ地方キエンザン省フーコック郡アントイ町とアントイ諸島ホントム島を結ぶ全長7.9kmの世界最長のロープウェイが27日14時50分ごろ、運行中に緊急停止する事故が発生した。
事故の原因は停電によるものだった。ロープウェイを運行するサングループ(Sun Group)は、緊急事態システムを稼動して約1時間後に運行を再開した。
この事故で、ロープウェイを利用していた多くの乗客がキャビン内に1時間あまり閉じ込められた。乗客の話によると、緊急停止している間は日が照って暑く、一部の乗客は飲料水なども持っていなかったため不安でいっぱいだったという。
サングループは今年2月にテーマパーク「サンワールド・ホントム・ネイチャーパーク(Sun World Hon Thom Nature Park)」を開業し、このロープウェイの運行を開始した。
このロープウェイは3線から成り、全長7899.9mで、アントイ町~ホントム島を約15分で結ぶ。最も高い支柱は地上174mで、69台あるキャビン1台の定員は30人となっている。