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ホーチミン市保健局は4日、常に渋滞する市内において救急患者のもとへいち早く到着するための打開策として、救急バイクの試験導入を許可した。救急バイクは同市のサイゴン総合病院と115救急センターが連携して試験導入される。
同市では渋滞による立ち往生や、四輪車両が通行できない細い路地などのために救急車の到着が遅れ、命を落とす人が後を絶たない。そこで、救急バイクが従来の四輪救急車の課題解決の一助になることが期待されている。救急バイクに使用される車両は排気量110~125ccの白色の車体で、医薬品や医療設備を備えている。
出動時には、救急隊員2人が115救急センターのロゴが入った白い制服とヘルメットを被り、救急バイクで現場へ向かう。重症患者については、救急バイクの隊員が初期治療を行い四輪救急車の到着を待ち、病院へ搬送する。
試験導入の成果が得られれば、市内全域の病院で二輪救急車が導入される見通しだ。