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北部と西北部の広域で8月31日から9月3日にかけて豪雨が続き、鉄砲水や土砂崩れなどの被害が多発している。
4日までに土砂崩れの下敷きになるなどして14人が死亡、4人が行方不明になっている。中でも最も大きな被害を受けているのは北中部地方タインホア省で、9人が死亡。西北部地方ライチャウ省、ソンラ省、ホアビン省、イエンバイ省、東北部地方ランソン省ではそれぞれ1人が死亡している。
また、冠水や土砂崩れにより、民家375軒が倒壊、稲作地など5700haが冠水、家禽6万羽が死亡するなどして国民の生活や農業、交通への影響も拡大している。
豪雨を受けて、ホアビン水力発電所、ソンラ水力発電所など複数の水力発電所の貯水はダム決壊の予防のため貯水湖の水門を解放して放流している。
冠水により、特にライチャウ省、ディエンビエン省、ソンラ省、ホアビン省、ラオカイ省、イエンバイ省では土砂崩れが発生する可能性が高まっている。