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6月20日にホーチミン市タンビン区12街区チュオンチン通りにある同街区警察署に爆弾が投げ込まれた事件で、同市警察は5日、容疑者8人を逮捕したことを明らかにした。
このうち4人が国家転覆目的のテロの疑い、3人が爆薬の違法売買の疑いを持たれている。バイクの後部に乗って爆弾を投げたとされるブー・ホアン・ナム容疑者(男・22歳)も逮捕され、捜査を受けている。
警察は同事件に関与したとされる別の容疑者3人の行方を追っている。この爆発により、女性警察官1人が負傷し、物品と施設も損壊した。
同事件が発生した背景には、5月から6月にかけて開かれた国会で可決が延期された特別行政経済区法(経済特区法)案、および6月12日に可決されたサイバーセキュリティ法に対する抗議デモ・暴動が全国で発生したことがある。
当局は、反政府組織が抗議デモ・暴動を教唆・扇動し、それに便乗してテロ活動を行ったと見て捜査を急ぐと共に、経済特区法案とサイバーセキュリティ法の情報周知を強化するなどして警戒を高めている。