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特別行政経済区法(経済特区法)案に反対する抗議デモが10日、全国各地で行われた。南中部沿岸地方ビントゥアン省では暴動にエスカレートし、複数の行政施設や公用車が破壊された。
ビントゥアン省警察によると、10日午前にデモ隊が国道1号線で交通を妨害し渋滞を引き起こした。同日夜には同省人民委員会庁舎前に数百人が集まった。警察が説得したが、一部の若者が庁舎にレンガや火炎瓶を投げ込んだり、公用車やバイクに放火したりといった過激な行動に出た。この暴動で警備中の警察官28人が負傷した。同省警察は12日午後までに107人の身柄を拘束したが、うち94人は既に釈放している。
グエン・バン・ソン公安次官は11日、ビントゥアン省警察と状況についての説明を受け、暴動を扇動した容疑者の捜査と逮捕に全力を尽くすよう指示した。
抗議デモは、ホーチミン市や南中部沿岸地方ダナン市、同カインホア省などでも発生したが、12日までに状況は落ち着きを取り戻している。ただし、警察は不測の事態に備えて重要施設の警備を強化している。