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万国郵便連合(UPU)主催の第47回世界手紙コンテストの国内大会で、紅河デルタ地方ハイズオン省ナムサック郡グエンチャイ中学校3年生のグエン・ティ・バック・ズオンさんが最優秀賞を受賞した。今大会のテーマは「時間を超えて旅する手紙になりきり、手紙を読んだ人に伝えたいこと」。
今回のコンテストにはベトナム全国から100万通以上の応募があった。ズオンさんは、米国の新聞「ザ・サン(The Sun)」に当時8歳の少女が投書した「サンタクロースっているんでしょうか?」という質問に答える手紙になりきり、子どもが持つ人権について触れるとともに、「子どもたちには家族の愛情のもとで生きる権利がある」というメッセージを伝えた。
「サンタクロースっているんでしょうか?」については、1897年9月21日にザ・サンの記者が質問に回答する形で書いた社説が同紙に掲載され、日本でも1977年に偕成社から絵本「サンタクロースっているんでしょうか?」が出版されている。
ズオンさんの手紙はコンテスト実行委員会によりフランス語と英語に翻訳され、スイスで開催される世界手紙コンテストに応募される。