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南中部高原地方ダクノン省警察は16日、同省農業農村開発局と協力し、同省ダクロラップ郡ダクウェル村第13村落にある無認可コーヒー工場の立ち入り検査を実施し、「電池の中身」で着色された大量のコーヒーを発見した。
警察は、証拠物件として電池の中身を溶かした液体で着色されたコーヒー廃品21.3t、歪んだ電池35kg、解体された電池192kg、電池の中身の溶液40Lを押収した。
同工場のオーナーは2016年1月に同村落に住んでいるグエン・ティ・ロアンさん(女性・43歳)。ロアンさんは同年に地元当局から農産物買取の営業認可を取得した。
焙煎コーヒー生産については認められていないにもかかわらず、殻や割れた豆などのコーヒー廃品を買い取り、電池の中身を溶かした液体で着色し、「焙煎コーヒー」を生産していた。
警察の事情聴取に対してロアンさんと工場労働者らは、東南部地方ビンフオック省で「焙煎コーヒー」3tを販売したと語っているが、現場で押収した証拠物件から実際の量はさらに多かったと見られている。
警察は引き続き裏付け捜査を進めている。