(C) dantri 写真の拡大. |
旧暦3月3日は「寒食節(Tet Han thuc、別称「餅菓子の日(Ngay banh troi banh chay)」)。2018年は新暦4月18日がこの日にあたり、多くのベトナム人が「バインチョイ(banh troi)」や「バインチャイ(banh chay)」という餅餃子を買い求めてチェー(ベトナム風ぜんざい)専門店などに行列を成した。
ハノイ市ハイバーチュン区ゴーティーニャム通り(Ngo Thi Nham)にあるチェー専門店では、早朝から店の前に多くの人々が集まり順番を待つ姿が見られ、8時から9時ごろには約200人が長蛇の列を作った。
販売価格はバインチョーイが1カップ(3個入り)、バインチャイが1箱(10個入り)でそれぞれ2万VND(約94円)だ。店主は、「開店から20年以上チェーの販売に専念しており、多くの種類のチェーを取り扱っているが、寒食節にはバインチョーイとバインチャイのみを販売している」と語る。
伝統的な市場で売られる同種のバインチョーイとバインチャイの販売価格は1万5000VND(約71円)が相場となっている。
自家製、または外で購入したバインチョーイとバインチャイは、まずお供え物として仏壇に飾り、線香を手向けて先祖を供養してから家族で食べるのが習慣となっている。
「寒食節(餅菓子の日)」については、ベトジョーライフ(VIETJO LIFE)の「寒食節―餅菓子の日
~ベトナムの旧暦3月3日~」を参照。