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23日未明にホーチミン市8区16街区ボーバンキエット(Vo Van Kiet)通りの高層マンション「カリナ・プラザ(Carina Plaza)」で41人が死傷する深刻な大火災が発生したことを受けて、同市では市民が防災・避難グッズを買い求めて各店舗に殺到している。
注目を集めている商品として、消火器や防煙マスク、ワイヤーロープ式吊り下げ梯子、ワイヤー付きリール内蔵の非常時脱出用リュックサックなどが挙げられる。製造元は中国や台湾、日本、米国、ドイツなど様々で、中でも中国がメインとなっている。
価格は消火器(4kg)が16万VND(約740円)から、防煙マスクが数十万VND(10万VND=約465円)など。ワイヤーロープ式吊り下げ梯子の価格は製造元によって異なり、中国製が400万VND(約1万8600円)、米国製が800万VND(約3万7000円)からとなっている。
また、非常時脱出用リュックサックの価格も中国製が300万~500万VND(約1万4000~2万3000円)、米国製が1200万~1600万VND(約5万6000~7万4000円)となっている。
今回の火災事故に関連して、政府はこのほど政令第23号/2018/ND-CP(4月15日施行)を公布した。同政令では、5階建て以上の宿泊施設やレストラン、マンション、園児100人以上の幼稚園、全てのガソリンスタンドなどは火災保険に加入しなければならないと規定している。