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エクシムバンク[EIB](Eximbank)ホーチミン支店の副支店長が顧客の預金2450億VND(約11億4000万円)を横領し海外に逃亡した事件で、公安省は26日、ホーチミン市1区ドンコイ通りにある同支店の立ち入り検査を実施した。
警察は、立ち入り検査で複数のハードディスクや書類などの証拠物件を押収した。また、「経済管理に関する国家規定に意図的に違反し甚大な損害をもたらした容疑」で同事件に関与したとされる同支店の従業員2人をその場で逮捕した。
逮捕されたのは、ホー・ティ・トゥイ容疑者(女)とグエン・ティ・ティー容疑者(女)の2人。両容疑者ともカスタマーサービス部で働いていた。2人は、国際指名手配されている同支店のレ・グエン・フン元副支店長に手を貸した疑いが持たれている。
同事件に関連して、フン元副支店長はベトナムが刑事共助協定を締結していない米国に逃亡した。被害に遭った女性は同行に預金の支払いを求めているが、同行は委任状が女性の署名入りだったことから裁判所の判決に従うと主張している。