ハノイ市在住の60歳の女性がこのほど、体外受精により夫(58歳)との子供を妊娠し、妊娠35週で2.6kgの元気な女の子を出産した。
女性はこれまでに出産経験がなく、閉経してからも長期間が経過していたため、提供者の卵子と夫の精子の体外受精により妊娠に成功した。これは、ベトナムで最高齢の初産の例となっている。
これに先立ち、2016年には東北部地方バクザン省の女性が60歳で男児を出産している。この女性には既に娘が2人いたが、2009年に1人が結婚し、夫婦も定年退職したのを機に子供をもう1人もうけることに決めた。
保健省の統計によると、ベトナムでは不妊の夫婦が増えており、夫婦全体の7.7%にあたる100万組余りが不妊だという。