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6か月の搭乗禁止処分を受けていたベトナム人女性Tさん(36歳)が、1月3日にハノイ市ノイバイ国際空港から検査をすり抜けて出国し、アエロフロート・ロシア航空(Aeroflot Russian Airlines)でモスクワに向かっていたことが分かった。
Tさんは2017年8月に、ハノイ発モスクワ行きのアエロフロート機内で別の女性乗客と激しい口論を演じて秩序を乱した。そのためベトナム航空局は、Tさんを2017年9月16日~2018年3月15日の6か月間の搭乗禁止処分にすると共に、処分期間中にTさんを搭乗させないよう各航空会社や関係機関に通達していた。
北部空港局のチャン・ホアイ・フオン局長によると、Tさんがチェックイン手続きをした際、アエロフロートのグランドスタッフが搭乗禁止対象者であることに気が付き、上司に報告したところ、上司はTさんの搭乗を認めたという。その後、Tさんはノイバイ空港安全部と出国手続きの検査を通過した。
北部空港局は、Tさんの搭乗を見逃した関係者と関係機関を調査し、それぞれの処分を検討している。