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チリの首都サンティアゴにある駐チリ・ベトナム大使館内の商務参事事務所の屋根の上でフカヒレが日干しされている様子を撮影した写真が地元紙に掲載され、海外メディアで話題になっている。
この写真は18日に撮影されたものだが、同事務所の屋根の上でフカヒレの日干しが始まったのは13日のこと。地元住民によると、当初は少量のフカヒレが日干しされているだけだったが、撮影時点で約100点に増加しており、写真からはいずれも最近切られたばかりのものと見られる。
これを受けてチャン・トゥアン・アイン商工相は、駐チリ商務参事事務所に対して25日までに報告するよう指示するとともに、外務省に対して駐チリ・ベトナム大使館に事実関係の確認を指導し、問題解決にあたりチリの法律に従って処分するよう要請した。
これについて駐チリ・ベトナム大使館は23日、「フカヒレはある商務参事官の家族が家庭内で使用する目的で同市の市場で買ったもの」と説明し、の事実関係を確認している。
同国ではサメの漁獲は厳しく制限されている。フカヒレは大型のサメのひれ(主に尾びれや背びれ部分)を乾燥させたもので、中華料理の高級食材として使われる。