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2016年7月、北中部地方ハティン省キーアイン町キーチン街区の個人農地に約100tの産業廃棄物が不法投棄された事件で、同省人民委員会は事件に関与した2社に合計10億1000万VND(約500万円)の罰金を科した。
同省キーアイン郡ブンアン経済区で工場を展開する台湾プラスチックグループ(フォルモサ・プラスチック・グループ=Formosa Plastics Group)傘下のフォルモサ・ハティン・スチール(Formosa Ha Tinh Steel Corporation=FHS)に対しては、産業廃棄物を分別せず、有害物質の処理が認められない業者に有害物質を引き渡したとして、5億6000万VND(約280万円)の罰金を科した。
また、キーアイン町都市環境社に対しては、未処理の状態で有害物質を地中に埋めたとして、4億5000万VND(約223万円)の罰金を科した。
フォルモサが投棄した産業廃棄物からは安全基準を超えるシアン化物が検出された。ハティン省警察は、同事件を刑事事件として立件し捜査を進めている。