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東南部地方ビンフオック省チョンタイン郡ミンフン村で2015年7月に発生した一家6人惨殺事件の主犯格で、強盗殺人罪により死刑判決を言い渡されたグエン・ハイ・ズオン死刑囚(男・26歳)の死刑が17日に執行された。
ズオン死刑囚は17日午前3時ごろ、最後の朝食を取った後、同地方ビンズオン省の刑務所へ身柄を移された。ここで6時30分に致死量の薬物を注射する薬殺刑が執行された。ズオン死刑囚は死刑執行前も冷静だったという。
本人も死刑の早期執行を望んでいたといい、医学研究目的で遺体を提供する意思を示していたが、薬殺刑のため遺体提供は認められなかった。遺体は同日午前中にビンフオック省総合病院の遺体安置所に移されて遺族に引き渡された。
同事件で同じく強盗殺人罪により死刑判決を言い渡されたブー・バン・ティエン死刑囚(男・26歳)も死刑の執行を待っているが、時期はまだ決まっていない。同じく強盗殺人罪で禁固16年の判決を言い渡されたチャン・バン・トアイ被告(男・29歳)は服役中だ。
この事件は、ズオン死刑囚とティエン死刑囚の2人が、木材加工会社を営むレ・バン・ミーさん(男性・当時48歳)の自宅に侵入し、一家6人を刃物で惨殺したというもの。ミーさんと妻、娘(ズオン死刑囚の元恋人)、息子、姪、甥の計6人が別々の部屋で殺害されたが、当時1歳半だった末娘だけは無傷だった。トアイ被告はズオン死刑囚らに凶器の購入ルートや使い方を教えていた。