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8月27日にトラブルが発生したアジア各国を結ぶ海底ケーブル「イントラアジア(IA)」および「シー・ミー・ウィー3(SEA-ME-WE3=SMW3)」、ベトナムと香港を結ぶ光海底ケーブル「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」の3本は、9月30日までにすべての復旧工事が完了した。
このうち、SMW3はトラブルが発生した数日後に復旧したが、AAGは9月28日、IAは9月30日にようやく工事が完了した。これにより、同3本の海底ケーブルを通じたベトナムから海外へのインターネットアクセスがおよそ1か月ぶりに完全復旧した。
IAは、シンガポールとベトナム、フィリピン、香港、日本を結んでおり、2009年11月に運用が開始された。また、SMW3は1999年9月に運用が開始されたアジアとインドを繋ぐ唯一の海底ケーブルで、ベトナムと39か国を結んでいる。ベトナムでは南中部沿岸地方ダナン市沖に敷設されている。
一方、総延長2万kmに及ぶAAGは、ベトナムから海外へのインターネットアクセスで通信量の60%を担う最大のルートだが、2009年に運用が開始されて以来、トラブルが相次いで発生している。