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政府官房は、公安省、司法省、交通運輸省、ベトナム国家銀行(中央銀行)および各省・市の人民委員会に宛てた公文書で、車両登録証の原本の代わりに認証の入った写しの使用を認めるよう指導した。
例えば、車両購入希望者が金融機関から購入資金を借り入れるため当該車両を担保にする場合、金融機関は車両登録証の原本を預かり、担保期限を明記した担保証明書1枚を1回に限り発行する。車両の所有者は当該車両を運転する際、担保証明書と当局の認証の入った車両登録証の写しを携帯することになる。
政府官房が同公文書を発出した背景には、金融機関への担保となる車両をめぐって、公安省と中央銀行の間で傘下機関に対する指導内容に矛盾が生じていることがある。
具体的に、公安省は車両登録証の原本を携帯していない運転手に対して罰金を科す方針を示している。一方、中央銀行は各金融機関に対して車両を担保に取る場合に車両登録証を預かることを指導している。