(C) vnexpress 写真の拡大. |
20日午後、アジア域内を結ぶ大容量光海底ケーブル「アジア・パシフィック・ゲートウェイ(APG)」の切断事故が発生し、ベトナムから海外へのインターネットアクセスに影響が出ている。
切断箇所はベトナムと香港を結ぶ区間。現時点で復旧の目処は立っておらず、通信事業者は一部の接続をベトナムと香港を結ぶ光海底ケーブル「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」に切り替えて対応している。
2016年に運用が開始されたAPGは、総延長約1万0400km、総設計容量54.8Tbps。陸揚げ地は日本、韓国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポールで、故障原因となる地震や台風などの多発地域を回避するルートに敷設されている。
APGには、◇NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com、東京都千代田区)、◇FPT情報通信[FPT](FPT Holdings)、◇ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)、◇ベトナム軍隊通信グループ(ベトテル=Viettel)、◇CMCテレコム(CMC Telecom)などが出資している。