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米国カリフォルニア州ロサンゼルスでベトナム時間20日未明、米国インテル社(Intel)主催の「インテル国際学生科学技術フェア(Intel ISEF)2017」の表彰式が開催され、障がい者向けの義手ロボットを製作した北中部地方クアンチ省の高校2年生ファム・フイさんが第3位に輝いた。
今大会には米国、ドイツ、日本などの技術先進国をはじめとした70か国・地域から1700人が出場した。ベトナム勢は2016~2017年度のベトナム国内コンテストの北部ブロックで1位になったフイさんを筆頭に数人が出場し、フイさん以外のメンバーも4つの賞を受賞した。
めでたく第3位を手にしたフイさんだが、大会出場に至るまでは一筋縄ではなかった。大会参加に向けてフイさんと指導教員が米国行きのビザを申請するも、条件を満たしていないとして2回も許可が下りなかったのだ。
三度目の正直で大会直前にフイさんのみ許可が下り、なんとか大会に出場することができた。このため、今回の受賞はフイさんだけでなく、フイさんの家族や学校関係者にとっても喜びもひとしおの結果となった。
フイさんは地雷被災者や事故などによる障がい者の助けになりたいと、中学3年生の頃から義手ロボットの製作を考えるようになり、高校1年生の時に試作を始めたという。
フイさんは今回の受賞について「まさか受賞できるとは思ってもみませんでした。みなさんの助けがなければこのような結果は得られませんでした」と喜びを語った。