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メコンデルタ地方アンザン省チョモイ郡ミーホイドン村で22日、バムナオ川の浸食により幅50m・長さ160mの土手が崩れ落ち、民家16軒と土手沿いを通る村道の一部が川に押し流された事故で、チャン・ホン・ハー資源環境相率いる資源環境省の視察団は同省を訪れ、同省当局と対策について話し合った。
同省当局の報告によると、河岸の浸食による土手の崩壊事故は22日の事故を含めて直近2年間で38件発生しており、民家142軒が押し流され、被害額は2000億VND(約9億8000万円)に上っている。
同省で浸食により土手が崩れ落ちる恐れのある河岸は51か所あり、全長は同省における河岸の総延長の40%にあたる160kmにも及んでいる。中でも全長30kmに及ぶ15か所では特に浸食が進んでおり、土手に住む2万世帯余りが危険にさらされているという。
同省当局はこうした現状を踏まえて、今後5年間にわたり河岸の浸食により影響を受ける恐れのある2万世帯余りを立ち退かせる必要があるとして、資源環境省に対し、政府に支援措置を講じることを促すよう要請した。