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スマートフォン向けタクシー配車サービス「グラブカー(GrabCar)」や「ウーバー(Uber)」の利用者が都市部で急増する中、南中部沿岸地方ダナン市では同サービスの展開を保留としており、新たな強硬策に出ている。
同市交通安全委員会はこのほど、市内で営業するインターネットのプロバイダーと第3世代移動通信システム(3G)サービス提供企業に対し、グラブとウーバーへのネット接続を遮断するよう同市情報通信局に指示する公文書第57号/CV-BATGTを公布した。
これに先立ち、同市人民委員会は2016年11月25日に市内における配車アプリの展開を一時的に保留とすることを指導する文書第9670号/UBND-SGTVTを同市交通運輸局に公布したが、無許可営業が横行し交通秩序への影響が懸念されていた。
ダナン市交通運輸局は今後、市内におけるグラブカーやウーバーの無許可営業の取り締まりを強化していく計画で、罰金は150万VND(約7538円)とされている。
グラブベトナム社(Grab Vietnam)のグエン・トゥアン・アイン社長は同市のこうした動きに対し、自治体は消費者に便利な情報技術の適用を指示するべきだという考えを示している。また、同社の配車アプリは車両の利用効率向上や渋滞解消に役立っており、シンガポールや米国など諸外国でも応用されているとしている。