(C)Tuoi tre,Than Hoang、判決を聞く被告ら 写真の拡大. |
ビナシン遠洋運輸社(ビナシンラインズ)を舞台として横領やマネーロンダリングが行われたとされる事件で、ハノイ市人民裁判所は22日、主犯格のチャン・バン・リエム元ビナシンラインズ社長と共犯のザン・キム・ダット元営業課長に横領罪で死刑判決を言い渡した。
チャン・バン・クオン元経理長には横領罪で終身刑、ダット被告の実父であるザン・バン・ヒエン被告にはマネーロンダリング罪で禁固12年の判決が出された。
裁判では、イタリアから中古貨客船(後のホアセン号)を購入する過程で、リエム、ダット、クオンの3被告が職務権限を悪用してビナシンラインズから約2600億VND(約13億円)を横領し、ヒエン被告が違法な手段で得た金銭と知りながら高級不動産などを購入してマネーロンダリングした罪が問われていた。
被告らはいずれも無罪を主張したが、裁判所は犯罪の十分な証拠があると認定した。裁判所はまた、被告らの民事責任として横領した2600億VNDを原告のベトナム造船工業総公社(ビナシン)に弁償するよう命じた。