観光不動産開発のサングループ(Sungroup)とフィリップスライティング(Philips Lighting)は17日、ハノイ市ドンアイン郡のニャッタン橋(日越友好橋)などへの照明設備提供に関する協力合意書に署名した。
合意によると、ハノイのいくつかの重要建築物にアート照明を施す経費をサングループが全面的に負担し、フィリップスライティングが照明デザインや照明システムの設置を担う。最初に手掛ける案件はニャッタン橋で、南部解放記念日の4月30日の完成を目指す。
署名式に立ち会ったハノイ市人民委員会のグエン・ドゥック・チュン主席は、サングループによる支援を歓迎し、「ニャッタン橋のアート照明はハノイを美しくするだけでなく、首都の象徴になる。また、ハノイにおけるオランダ(フィリップスライティングの本社がある)のシンボルにもなる」と発表した。
ニャッタン橋はホン川(紅河)に架かる全長約3.7km、幅33.2mの8車線の斜張橋で、日本の政府開発援助(ODA)を主な原資として建設され、2015年1月に竣工した。新たに設置するのはLED照明で、色を変化させることができるだけではなく、使用電力が少ないことや寿命が長いことで、橋の管理費の節約に貢献することが期待できるという。