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紅河デルタ地方ハイフォン市人民委員会は10日、カットバー島での太陽エネルギーを利用した電気バスの試験運行事業について発表した。
この事業は、北九州市環境局のアジア低炭素化センターがハイフォン市と共同で実施する「ハイフォン市まるごと低炭素化事業」の15案件の1つ。太陽エネルギー(再生可能エネルギー)で発電する電気バスは、二酸化炭素を排出せず、1回の充電で160kmの走行が可能で、途中で充電池を交換することもできる。バスの定員は50人となっている。
ハイフォン市は2017年に電気バス1台を導入し、カットバー島の2本の幹線道路で1日当たり4回試験運行する予定。2018年には導入台数を計10台に、20年までに計30台の体制にする計画。この期間中、電気バスの利用は無料となる。
同市人民委員会のレ・タイン・ソン副主席は、電気バスの試験運行の結果が良好であれば運行する地域を拡大する考えを示した。同市は、化石燃料から再生可能エネルギーに切り替える方向での経済発展を指向する都市の1つで、2020年に文明的・現代的なグリーン港湾都市となることを目指している。