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テト(旧正月)が近付くに連れて、現金自動預け払い機(ATM)での現金の引き出しに苦労する人が増えている。ATMが保守点検中や現金切れなどの理由で「取扱中止」になっている場合が多いためで、4~5か所のATMを駆け回ってようやく引き出せたという人が多い。
ホーチミン市内の各銀行によると、この時期は現金を引き出す人が通常より増えることが分かっており対応策を準備していたという。しかし工業団地や住宅密集地の近辺では、ATMでの引き出し需要が通常の2~3倍に急増するため、一時的に現金切れ状態になってしまうという。
また市内の一部の地域では、激しい渋滞のため現金を補充する車の移動に時間がかかって、現金切れを起こしてしまうと説明している。
ベトナム国家銀行(中央銀行)ホーチミン市支店は2016年末に、ATMの故障や現金切れなどを生じさせないよう各銀行に指示すると共に、テト休み直前の企業に出向いて現金の引き出し需要に応じる措置を取るよう奨励していた。