(C) 国家衛星センター, Saitontimes 写真の拡大. |
科学技術省傘下のベトナム科学技術研究所・国家衛星センター(VNSC)はこのほど、南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市ビンフオック街区のホンチョン観光区で、ベトナムで初めてとなる天文台を建設中で、3月にオープン予定であることを明らかにした。
これは同センターが国内2か所で計画している天文台建設プロジェクトの1つで、2か所の投資総額は1200億VND(約6億円)、このうちホンチョン観光区の天文台は600億VND(約3億円)。
ホンチョン観光区の天文台は350m2のドームにイタリアから輸入された最新の0.5mの望遠鏡、高解像度スペクトル分析設備などを設置する。
ニャチャン市は天文台を通して科学技術や天文学の発展を目指すほか、観光スポットとして市内外の人々に広めたいとしている。
もう1か所の天文台はハノイ市のホアラックハイテクパークにある宇宙技術センター内の国家宇宙博物館で建設中で、2018年のオープンを予定している。
このほか国家衛星センターは、人工衛星「マイクロドラゴン(MicroDragon)」と「ナノドラゴン(NanoDragon)」の整備を進めており、2018年に軌道に向けて打ち上げられる計画だ。