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テト(旧正月)前の繁忙期にベトナムと海外を結ぶ光海底ケーブル3本が相次いで故障していることを受けて、電子商取引(eコマース=EC)業者は頭を抱えている。
トラブルが発生しているのは、「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」、「イントラアジア(IA)」、「アジア・パシフィック・ゲートウェイ(Asia Pacific Gateway=APG)」の3本。AAGは過去にも何度となく切断事故などのトラブルが発生しているが、3本がほぼ同時に故障するケースは珍しい。
これにより、ベトナムから海外へのインターネットアクセスに影響が出ており、中でもフェイスブック(Facebook)やユーチューブ(YouTube)など、サーバーを海外に置くウェブサイトへのアクセスがしにくい状況だ。フェイスブックでECサイトを運営する業者などは、利用者がページにアクセスできないため注文数が急減し、多額の損失を受けているという。
インターネットサービスプロバイダー(ISP)各社によると、早ければ1月23日にも復旧工事が完了する見通しだが、完全復旧は2月7日まで延長となる可能性もあるという。