(C) Van Nam, Saigon Times |
サイゴン水インフラ株式会社[SII](Saigon Water)はこのほど、11日にホーチミン市クチ郡での上水道普及率が100%に達したことを受けて、同市の上水道普及率が100%を達成したことを明らかにした。
ホーチミン市内の上水道普及率100%プロジェクトは2014年から展開され、遂に市内に住む全190万0772世帯で上水道が使用できるようになった。クチ郡では2015年半ばまで同郡に住む10万3479世帯の約半数で上水道が整備されていなかったため、市内で最も整備に時間を要した。
SIIは今回の上水道整備で、タンフーチュン村やタントンホイ村、クチ町を始めとするクチ郡の15町・村に水道管455km、水道メーター70台を設置し、浄水施設5か所における浄水設備の改良などを実施した。同社は今後も同地域の世帯増加に対応するため、引き続き上水道整備を展開していく方針。
サイゴン水道総公社(サワコ=SAWACO)によると、同市の1日当たりの平均給水能力は180万m3だが、最大で1日当たり240万m3を供給することが可能だという。
サワコはまた、間もなく迎えるテト(旧正月)や2017年の乾季に向け、ビンチャイン郡、ニャーべー郡など下流域で給水ポンプを高圧にするほか、配水管の洗浄を行うなど水圧対策を進めている。