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ベトナムは2017年1月1日から、映画について鑑賞できる年齢制限の枠を定めた新レイティング基準の適用を開始する。新レイティングには、◇P(全年齢で鑑賞可)、◇C13(13歳未満鑑賞禁止)、◇C16(16歳未満鑑賞禁止)、◇C18(18歳未満鑑賞禁止)の4種類があり、映画のテーマや内容、暴力や性描写、薬物、卑語、恐怖表現の度合いによって分類されている。
C18映画は、性描写や暴力シーンが作品の内容にふさわしく、著しく長かったり繰り返したりしないことが求められる。薬物の取引や使用などの表現については、作品の内容にふさわしいか、またはそうした行為に反対する目的の場合を除いて禁止される。
文化スポーツ観光省映画局が2015年9月に発表したレイティング基準案では、「R-18指定の場合、1作品のセックスシーンは3回まで、1回の長さは5秒以内とする」という規定が盛り込まれていたが、今回の基準では削除されている。
映画局のゴ・フオン・ラン局長によると、新レイティング基準はシンガポールの基準に基づき、米国や英国、オーストラリアの基準も参考にして作成された。現行のベトナムの基準は、全年齢で鑑賞可と16歳未満鑑賞禁止の2種類しかなく、国家映画検閲審議会も分類の少なさを訴えていた。