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東南部地方バリア・ブンタウ省タンタイン郡トックティエン村にある薬物更生施設で11日午前7時頃、同施設に収容されている195人がレンガなどで武装して施設の壁や門を破壊し、外部へ脱走する事件が起きた。同施設で脱走事件が発生したのは年初から3回目。直近では4月に約450人が脱走した。
地元当局は同日午後までに54人を同施設に連れ戻した。当局は引き続き、まだ見つかっていない脱走者らの行方を追うと共に、脱走者の家族に対し施設へ戻るよう説得を求めている。
収容者らは、薬物治療に加えて、道徳や法律、人格と行動の更生などの教育を受けている。同施設には収容能力600人の1.5倍に当たる約900人が収容されている。脱走の原因は、定員オーバーによる施設での生活に対する不満と、最近他地域でも多発している薬物更生施設からの脱走事件の影響によるものと見られている。