(C) Bui Ngoc Long, Thanh Nien |
北中部地方ゲアン省、ハティン省、クアンビン省、クアンチ省、トゥアティエン・フエ省、南中部沿岸地方フーイエン省の一帯で2日、寒冷前線の影響を受け激しい雨が続き、同日16時までに7人が死亡、7人が負傷したほか、2人が行方不明となっている。
被害が最も大きいのはクアンビン省で、死者7人のうち6人、負傷者7人のうち2人、行方不明者2人が同省の住民となっている。
ハティン省、クアンビン省、クアンチ省では住宅6851軒が浸水し、人民軍と民兵1760人が自動車35台及び船18隻を使って浸水被害が大きい被災地域住民485世帯と、ハティン省カムロー郡の中学校の生徒230人を安全な場所へ避難させた。
ハティン省では豪雨の中フオンケー郡のホーホー水力発電所が水門を開放し、毎秒329m3を放流したほか、多くの水力発電所などの貯水池で水門が開放され続け、2日現在で住宅1080軒が浸水した。
またクアンチ省では、住宅2147軒が浸水、家畜3180匹が死亡、花卉(かき)栽培の畑数百haが冠水したほか、道路の地すべり、灌漑施設の浸食などの被害が出ている。