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北中部地方で4月に発生した魚の大量死事故で、資源環境省は、事故を引き起こした台湾プラスチックグループ(フォルモサ・プラスチック・グループ=Formosa Plastics Group)傘下のフォルモサ・ハティン・スチール(Formosa Ha Tinh Steel Corporation=FHS)が賠償金5億USD(約515億円)を全額納付したと発表した。
FHSは7月28日及び8月30日の2回に分けてそれぞれ2億5000万USD(約258億円)を支払った。賠償金は、海洋環境汚染処理や同事故で影響を受けた省民の生活及び職業の安定化支援などに充てる。
省民の生活及び職業の安定化に向けて発足した指導委員会の委員長を務めるチュオン・ホア・ビン副首相は、影響を受けた北中部地方ハティン省、クアンビン省、クアンチ省、トゥアティエン・フエ省の人民委員会に対し、9月15日までに農業農村開発省及び財政省の2機関に被害の詳細報告を提出するよう指導した。
農業農村開発省と財政省は、各省の報告をもとに賠償金の配分計画案を策定し、9月末までに首相に提出する予定となっている。